「この場所で生まれ育った」というご主人と、目の前の「学習院女子大学」ご出身の奥様。ご入居前もすぐ近くに住まれていたご夫妻にとって、ここはまさに「庭」と言える場所です。「私の実家は歩いて1分くらいなので、実家の“はなれ”に住んでいる感覚です」と笑うご主人は、引越し後も住環境が変わらなかったことが、何よりも良かったと言います。「この辺りには、行きつけのお店もたくさんありますし、筋トレに通っている近くのジム仲間とも、これまで通りお付き合いができます。暮らし慣れた街で子育てできることも安心ですね」

この部屋のポイントは、何と言っても「学習院女子大学」の情緒ある佇まいを借景にできる窓からの景色です。「前面の諏訪通りの銀杏並木も季節ごとの彩りで目を楽しませてくれますし、高台なので、寝室側からは池袋のサンシャイン60も見えます。静かで緑も多く、どこに行くにも便利。こんなに恵まれた条件のマンションは、なかなかないですね」というご夫妻は、10年後を見据えて、このマンションを選んだと言います。「この先ライフスタイルが変わって住み替える場合でも、貸して良し、売って良しの物件だと思います」

窓からの眺めを気に入っているのは、ご夫妻だけではありません。家族の一員、ネコのロニーくんも窓際の棚やキャットタワーの上から、いつも外を眺めています。「引越して、いちばん先にこの家を気に入ったのはロニーです。床暖房の季節だったので、気持ち良さそうに床に寝そべっていました」。ご主人のご両親や妹さんも気軽にいらっしゃるそうです。「子どもが生まれたばかりなので、何かと助かっています」というご夫妻ですが、実は料理や掃除など「家事全般が趣味」という頼もしいご主人。これから始まる本格的な子育ても心配なさそうです。

今日は赤ちゃんが公園デビューをする日。ということで、戸山公園へご一緒させていただきました。「学習院女子大学」の赤レンガ塀に沿って、銀杏並木の美しい新緑を眺めながら諏訪通りを少し歩くと、そこはもう戸山公園。「新宿区」という大都会にいることを忘れてしまうような周辺環境に驚かされます。ボランティアで地元小学校の少年野球チームのコーチをしているご主人は、この公園で試合をすることもあるそうです。大公園を生活の一部にする、都心の暮らし。ご主人が昔遊んだこの公園で、もうすぐ娘さんも走り回ることでしょう。