今回レポートしたキッチンは「カウンターキッチン」。キッチンに立っていてもリビングダイニングが見渡せる「カウンターキッチン」は、料理中でもご家族とのコミュニケーションが取りやすいことから、若い世代の方々に人気のキッチンタイプです。カウンター越しにおしゃべりをしながら、遊んでいるお子様の様子を見ながら、またテレビを視聴しながら、楽しく料理をすることができます。

このキッチンでは、リビングダイニングに面した場所にあえて吊り戸棚やカウンターの立ち上がりを設けず、キッチン空間と居住空間に一体感を持たせる工夫をしています。そのため、見た目の美しさにもこだわりました。天板は高級感のある御影石、面材はインテリアに溶け込む木目調のメラミン素材。換気扇もシルバーカラーでデザイン性の高いものを採用しました。また、「静音シンク」を導入することで、水の音をなるべく抑える配慮もしています。

料理や後片付けが効率的にできるように、機能性も追求しています。大きな鍋もラクに洗える「大型シンク」には、手をかざすだけで水が出る「浄水器一体型ノンタッチ自動水栓」を一部住戸に装備。料理中、手がふさがっているときでも、レバーを上げ下げする煩わしさがありません。お手入れが簡単なガラストップの3口コンロの下には「水無し両面焼きグリル」を設置。食材をひっくり返すことなく、両面を焼くことができます。コンロ前の壁は、不燃化粧板のキッチンパネル。汚れがサッと落とせてシミが付きにくいので、いつも清潔に保てます。

シンクとコンロの間には広々とした作業スペースを確保しました。料理中の作業効率が格段にアップします。作業スペースの下に設置された「食器洗い乾燥機」は大型の引き出し式。奥まで食器の出し入れがしやすく、使い勝手が抜群です。

調理道具や調理家電、食器や食品など、しまっておくモノが意外と多い「キッチン」。必要なモノがきちんとしまえるように、収納も計画的に配置しました。まずは、キッチン下の「スライドキャビネット」。大容量で巾木部分まで余すところなく収納スペースになっています。入っているものが一目でわかり、空間がたっぷりあるのでパスタ鍋など背の高いものも収納可能。ゆっくり閉まる「ソフトクローザー」機能付きで、音や安全性にも配慮しています。

キッチンの後ろには「バックカウンター」を設置。食器類がしまえるだけでなく、電子レンジや炊飯器など、キッチン家電の置き場所としても最適です。食品のストックや料理本などの収納には、「パントリー」が便利。棚板が可動式なので、入れたいモノの大きさに合わせて高さを調節することができます。コンロ下には、調味料入れとしてピッタリな小型のスライド収納も設置されています。

作業スペース上部の吊り戸棚の中には、ラップホルダーやペーパーホルダー、またお玉などが掛けられるフックを設置しました。調理中頻繁に使うものが簡単に出し入れできます。この部分の吊り戸棚には底板がなく、扉を開けなくてもキッチンペーパーやお玉が下から取り出せます。

シンクのすぐ下には「ママポケット」と呼ばれる包丁差しを設置。大人はサッと取り出せますが、小さなお子様では包丁が取り出せないようにロック機構が施されています。また、スライドキャビネットの取っ手部分には「タオルリング」を取り付けました。このリングは取っ手部分のどこにでも移動が可能なため、お好みの場所にタオルを掛けておくことができます。
キッチンに立つことが楽しくなる。もっと料理がしたくなる。そんなキッチンづくりをプレディアは目指しています。