スタート地点は、JR京浜東北線・根岸線「桜木町駅」。横浜市営地下鉄ブルーラインも乗り入れ、みなとみらい地区の玄関口でもある駅です。駅ビル「CIAL桜木町」やシネコンもある複合商業施設「コレットマーレ」で賑わう東口からは、みなとみらいの景観が一望できます。

駅前から横浜ランドマークタワー方面へ延びる「動く歩道」の横には、1930年に建造された帆船「日本丸」が展示されています。可能な限り現役時代のままで保存されているこの帆船は、立ち並ぶみなとみらいの近代的なビルに囲まれて、今は静かに都市の発展を見つめています。

横浜ランドマークタワーからグランモール公園の木立へ向かうと「横浜美術館」があります。国内でも有数の規模を誇る美術館で、国際的な港町「横浜」ならではの近代・現代美術が幅広く鑑賞できます。館内にはオシャレなカフェやレストランもあり、鑑賞の合間にも素敵なひとときが過ごせそうです。

横浜美術館の向かい側は、この地区で最新のショッピングビル「MARK IS みなとみらい」です。地下4階が「みなとみらい駅」に直結するこのビルには、ファッション・雑貨店だけでなく、スーパーマーケットやドラッグストアなども入っていて、普段の生活にも役立ちそうです。

MARK IS みなとみらいの北側は、紅葉の季節を待つ「いちょう通り」。ゆったりした幅の舗道を抜けると、大型のショップが軒を連ねます。高級輸入車ディーラー、インテリアショップ、ホームセンター・・・。カー用品を豊富に取り揃える「スーパーオートバックス」もありました。

スーパーオートバックスのすぐ先は、ブルーライン「高島町駅」です。地元の商店街「岩亀（がんき）横町」をのぞいてみると、昭和の香りを残すお店が並ぶ中、「岩亀稲荷」がひっそりと祭られていました。毎年5月には例祭が営まれ、近隣の方々に大切に守られています。

商店街からすぐの高台に、建築中の分譲戸建て「ディアスタコート横濱御所山」があります。高島町駅からは歩いて7分くらい。辺りは閑静な住宅街で、陽当たりも良好です。まだ住戸内には入れませんが、2階の窓からは横浜ランドマークタワーが借景のように見えそうです。

現地の目の前にある「御所山公園」からは、横浜ランドマークタワーを中心としたみなとみらいの眺めを存分に味わうことができます。小さな公園ですが、遊具やベンチを備えていて、幼いお子さんを遊ばせるには最適。春にはツツジの花が咲きそろうことでも有名な公園です。

現地の近くにはもうひとつ「掃部(かもん)山公園」が広がっています。池や日本庭園もある大きな公園で、虫捕りやザリガニ釣りもできるとか。園内の広場には、横浜開港の立役者である井伊直弼(いいなおすけ)像が、みなとみらいを見守るように建っていました。

掃部山公園と隣接するエリアには、「横浜能楽堂」「県立音楽堂」「県立図書館」などの文化施設が集まっています。そこから少し進んだところに、「伊勢山皇大神宮」がありました。横浜港を眼下に見守る神社で、「関東のお伊勢さま」として親しまれています。

「伊勢山皇大神宮」からちょっと足を延して「野毛山動物園」に来てみました。無料で入園できるこの動物園では、ライオン、トラ、クマ、キリンなど、約90種類の動物が飼育されています。できるだけ間近で動物を見られるように様々な工夫がされているので、子どもたちも大喜びです。